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12/20/2010

映画「トロン:レガシー」

トロン・レガシー

トロン・レガシー

見てきました。名古屋市にあるIMAX 3Dシアターまで行ってきました。率直なところ、アバターを完全に超えた作品に仕上がっていると感じました。
もともとトロンを見て感動している世代ですから思い入れもあります。ですから割と辛口に見ていたと思いますが、映像、ストーリー、サウンド、そのどれもが高いクオリティーで制作されていました。アバターよりも先にトロン:レガシーが3D公開されていれば、3Dブームももっと大きなうねりになったような気がします。
やや具体的な話をすると、光のフレアが手前でキラリと光る具合や、光の粒が浮いている感じがなんともうまく立体的に表現されています。2Dの世界から3Dに移行していくシーンではちょっとゾクゾクしました。映画を見て鳥肌が立つような感覚はものすごく久しぶりです。 アバターの時に感じた3Dの違和感はかなり払拭されていました。3D技術は日進月歩なのでこの先もどんどん技術は発達してもっともっと見やすくて迫力のある3Dになることでしょうね。
しかしこの3D技術。問題がないわけではありません。 まず、目が大変疲れるということです。2時間の映画を見終わるととても目が疲れていることに気がつきます。そのあと車を運転して帰るのは正直勘弁して欲しいというぐらいに。そして、やはり気になるのは被写界深度です。私の個人的な意見では、3Dに於いてはフォーカスの合っていないレイヤーは不自然です。実際の肉眼の世界ではどこに目線を持っていってもその先の物にはピントが合います(目が悪くない限りは)。しかし3Dの世界では目線を持っていった先の物がフォーカスアウトしていることがよくあります。パンフォーカスで撮影していないのでそうなります。ですから例えば、手前の人の肩越しに奥の人を見ているバストショットではどうしても手前の人の肩はピントが合っていません。なのでそのピントの合っていない肩をピントの合っていないまま見ることになります。これは現実ではありえない映像です。立体的に見えるのだからフォーカスを合わせる場所は観客に任せるべきだと思います。文字にすると少々やっかいですが、言っていることは実にシンプルです。
さらに、3D映画は行き着くところ「ワンカット」であるべきです。何故ならカットされる度にフォーカスを目が合わせるまでに時間がかかるからです。目がフォーカスを手前から奥、奥から手前と合わせ直すまでには時間がかかりますし、なにより目が疲れます。現実世界では「カット割り」は空間と時間がぶっ飛ぶことです。これは極めて不自然だと思います。
それから3D感がよくわかる映像とは奥から手前まで繋がっている線や面が空間の中にあると、空間の認識が大変しやすいということです。最後のエンドロールはとても立体感がありましたし、デジタルの世界も線で描かれている部分もたくさんあったので大変立体感がありました。
そんなことなどが改善されてくると3Dも本格的にバーチャルで刺激的なコンテンツになるかもしれないな、と思います。でも、大切なことは、人殺しや暴力などえげつない映像を作らないことだと思います。3D映像はもしかしたらものすごい「洗脳」能力を秘めているのではないかと感じました。そういう意味では3Dはもう少し慎重に作品を選んでいただきたいですね。

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