HDからダウンコンバートしてDVDにする時の画質劣化問題について【その後】

以前、「ダウンコン問題」として記事に上げたことがあります。

http://news.motionvisualjapan.com/archives/1035
(※写真リンクが切れて見づらいことになってます。ごめんなさい)

このときはまだFCPを使用していましたが、結局のところベストだったのは「FCPで新規シーケンスをSD設定で作成。16:9アナモフィック、優先フィールドなし」にしてそこへHDファイルを入れ「共有」からm2vファイルへ書き出すという方法でした。

それ以外では「ダウンコン信号をビデオボードから出し、それを外部デッキで収録。続いてデッキに収録したSD映像をパソコンでキャプチャーする」という大変面倒な作業。しかし色々試行錯誤し、結局はこれで、という方も多くお見受けしました。

しかしあれから時は過ぎ、テクノロジーも進歩したはず!
ということでまたあらためて実験をしてみました。というのもしばらくは気にしていなかったのですがよくよくDVDを見ているとどうも画質の悪いものがあるのです。いくらソフトウェアが新しくなったところでこのダウンコン問題は引き続き存在しているのか!と驚いてみたり…。
というわけで、下の写真をご覧ください。

HDtoDVD

左上がFCPでのダウンコン、右上がCompressor、左下がAdobe Encoder、右下がオリジナルのHDです。
これまではあまり考えることなく Compressor で作業をしていましたが、どうも一番具合がよくありませんでした。

この中で一番検討しているのは Adobe Encoder ではないでしょうか?テープ書き出しによる検証は割愛しておりますが、これは以前の検証でFCPダウンコンの方が良い結果が得られたという結論になってますのでご了承を。
他にもTMPEGとかいろいろなソフトウェアやBMDやAJAなどのハードウェアによるダウンコンを試していらっしゃる方も多いかと思いますので、もしもっといい方法があればご教示ください。

それにしても、依然としてHDからDVDという作業は数年経っても減ることがありません。この変換作業は編集ソフトにボタン一発で標準装備していただきたいものです。HDの元素材と比較するとまだまだ向上の余地はありそうですものね…。

この先の4KからHDへのダウンコンとか、8Kから4K、HDへのダウンコンとかも同じように問題が発生するのでしょうか?ちょっと心配です。

ドキュメンタリー・プロモーション・ビデオとは?

 

DPV
「ドキュメンタリー・プロモーション・ビデオ」という新しいジャンルを確立しようとサイトを立ち上げました。

これはドキュメンタリー映画のように訴える力の強いドラマチックなプロモーションビデオを制作しようという試みです。元来、プロモーションビデオ(PV)はナレーションで埋め尽くされた説明方のカタログ的な映像制作をイメージされることが多いかと思います。そうしたPVではクライアント側の言いたいことは全て網羅されてはいますがおおよそ一方的な説明ばかりで集中して見てもらうことが難しいものが多い印象がないでしょうか?

ドキュメンタリー・プロモーション・ビデオではそうしたナレーション過多のPVとは一線を画した構成で見る側を惹きつけます。それは現場で働く社員の皆さんの実際の姿、表情をドキュメンタリー的な手法で紡ぎ出し、映画のようにドラマチックな映像に仕上げる作品となります。

もしあなたが「プロフェッショナル」や「プロジェクトX」、「ガイアの夜明け」に取材されたらどんな番組になるでしょうか?考えただけでワクワクしませんか?どなたにも取材に打って付けな人材や、取り組みがあります。社内での真剣なプロジェクト会議、笑顔溢れる職場、情熱的でスピード感溢れる人材、ちょっとした会社の裏側。そうした音と映像を見ていただくことが、企業や商品の魅力を最大限に引き出す映像ではないかと思います。

詳しくはドキュメンタリー・プロモーション・ビデオのホームページでご紹介しています。是非ごらんください。

http://www.d-pv.jp/

早速InterBEE2013を振り返ってみました

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今年のinterbeeを一言で表すと「面白味の薄い内容だった」となってしまいます。残念ながら。

私のような弱小プロダクションにとって一番の嬉しい情報は「知らなかった革新的でお値打ちなツールを見つけること」に他なりません。しかし、今年はそれほど革新的な製品を見つけることはできず、驚きに出会うことは少なかったように思います。ま、想像の範囲内とでも申しましょうか(^_^)
とはいえ収穫ゼロということもありませんし、毎年interbeeに顔を出すことはこの先しばらくの業界動向を肌で感じるには大変重要な場所であることは変わりありません。

今年はやはり4Kへの展望を示す空気感が会場全体を覆っていた印象が強いです。これから総務省のガイドラインに沿って8Kまで数年で構築することを思えば至極当然なのかもしれません。キャノンの4Kモニターやアストロの8Kビジョン、その他撮影機材やポスプロ周辺にも高解像度ハードの開発に賭ける熱いものが伝わってきます。でも、ウチのような規模のプロダクションにとってはそれもまだまだ導入すべき事案ではありません。8Kまでの道のりが決まっているのならさっさと8Kカメラやその周辺機器、ポスプロに至るまで柔軟なラインナップが揃ってくれないと投資なんて恐ろしくてできません。まだ数年は様子見が続くことでしょう。 “早速InterBEE2013を振り返ってみました” の続きを読む