2月 08 2008
ビデオ撮影奥儀 3
頭の中で構成を練るネル
前回までに「運動会で子供の活躍ぶりを撮影」し、サブテーマは「かけっこで一位をとる」と決めました。
さて、次は???

それは実に簡単なことです。
頭の中で構成を練っていくのです。苦手であれば紙に書いていただいても結構。
この企画はカテゴリー的には「ドキュメンタリー」になりますが、そんな堅苦しく考える必要はまったくありません。近頃はバラエティー番組でも「ドキュメンタリー」の要素で撮影することは多いので比較的テレビで見慣れている形態だと思います。
要は時間軸に沿って撮影していくだけのことです。
もし、撮影したテープを編集するぐらいのやる気のある方でしたら、時間軸を壊しながら色々な構成も可能になりますが、ここではそんなことは気にしないことにします。
なぜなら、
今回のテーマは「撮影=完了!」だからです。
ですから、頭の中で「何を撮影し」て「何を撮影しない」のかを考えていきましょう。
ダラダラと撮影してはいけません。
必要なものだけを撮影するように心がけるのです。
「アクシデントなど撮り逃す恐れ」はこの際忘れましょう。撮影はメリハリだぁ!と思って撮影しないことも大切に考えてください。
そして、その整理が完了するとアナタなりの構成が出来上がってきます。
しつこいようですが、いらないものは撮影しない!と、自分に言い聞かせましょう。
これまで自分が撮影してきたビデオはいったいどこがいらない部分だったのか考えてみてください。
このことを考えて撮影するだけでも中身はグンと見やすくなるのです。
見たくないビデオとは、ダラダラと何を撮っているのかわからないビデオです。とりあえず撮影していた部分は絶対に必要のない部分だと割り切りましょう。
さて、メリハリのある撮影を自覚したところで実際に撮影する内容について考えましょう。
ようやく講座のメインテーマである構成です。
まず↓の構成を見てください。
1、タイトル(紙に書いたタイトルを子供さんに持たせてみる。これは前日に撮影)
2、「当日朝」をあらわすカット(例えば子供さんが起きてきた様子やカレンダーのアップなど)
3、朝ごはんの雰囲気か登校風景(短めに)
4、学校外観(天気もわかるように空も入るように撮りましょう)
5、運動会の文字(入り口に看板がありますね)
6、グランド全景と子供さんの座り位置を映像でわかるように
7、プログラム(誰かに持ってもらいそれを撮影)
→娘さんがいつ走るのか見せる
8、ママパパのコメントやお友達と遊んでいる様子
9、そしていよいよメインのかけっこ(ここはじっくり撮影)
10、結果は?(娘さんのコメント)
どうでしょうか?
こうした撮影の流れを頭の中で整理することが非常に大切なのです。
つまりこういったお話の流れを自然に考えられるようになれば、もうプロ思考。演出家の端くれですね。
構成を考えるためのコツというのは、何回も繰り返しやってみるという以外ありません。
とにかく挑戦!です。

構成を考える上でよく言われるのが「when」,「where」,「who」,「what」,「why」,「how」の5W1Hを考えるということです。この条件を満たしている映像は情報としてもしっかりとしていますので、記録としても価値があります。
あとはこの条件を満たすためにどんな手法と順序で撮影するか、ということになりますが、少なくとも順序は時間軸に合わせて撮影するわけですからそんなに悩む必要はないと思います。
それから、映像手法としてよく言われるのが「全体」から「詳細」へ撮影することを心がけることです。これは例えば小学校での行事を撮影するならまず「学校の外観」→「学校の名前」→「行事の内容がわかるもの」といった順番になります。その中に季節を表すモノが何気なく映像の中に入っているとさらにカッコイイですよね。
これだけのものを撮影するだけでも結構時間はとります。
作品として5分はいくんじゃないでしょうか。
これはあくまで今私が簡単に考えて羅列しましたが、これにアナタ流の味付けが加わればオリジナルコンテンツの完成ですね。
撮影技術が多少おぼつかなくとも構成がまとまっていれば作品の質は「高い」と誰もが感じます。
みんなが見たいのは「簡潔な物語」なのですから。



