「大正」にも注目を

 「公正活化之本」

これは大正天皇の筆を掛け軸にされ日本大正村に展示されています

平成から令和への元号変更にともない報道やイベントが活発で、街は商業魂に踊らされていますが、少しは皆さん落ち着きましたか?

メディアでも明治、昭和、平成等の年号よく目にしますが、「大正」は忘れられた存在のようです、が私は2週間続けて岐阜県恵那市明智町の「日本大正村」を訪問しました。大正琴をはじめ世界中の弦楽器の陳列には「人間の考えることはどこも一緒だな」と感心します。

また山本芳翠の「裸婦」にはルーブル美術館で観る他の絵画と異なり、曲線に「日本の匂い」を感じます。

「蓄音機」、まさに音をたくわえた機械やラジオが大正時代に庶民に浸透していった様子が分かります。大正天皇は短命であったがゆえに改元の今日でもあまり取り上げられませんが、現人神の時代に沖縄を除きすべてを回られた記録や側室を持たない最初の天皇であったことなど新しい天皇像も発見しました。

一方では関東大震災や第1次世界大や日韓併合による緊張などの歴史も。

 中山道の重要地点に位置し養蚕業で栄え、更には明智光秀の生まれ故郷ともいわれるこの地は、町全体に観て楽しむ所がいっぱいです。「国際化や多様化」を知り学ぶには良い所と思います。ぜひ修学旅行の候補地にしていただきたいものです。

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